国防・危機管理のプロが、
最新ニュースから真実を分析する。
JAPAN INTELLIGENCEは、危機管理のプロ、国防経験者、大学教授の言論人によるコンテンツブランドです。その経験やインテリジェンスを駆使して、最新ニュースを読み解きます。
「インテリジェンス」とは…?
インテリジェンス(Intelligence)とインフォメーション(Information)、日本語にすればどちらも「情報」となりますが、実はこの2つには明確な違いがあります。

インフォメーションは、もともと「何かに形を与える」ことを意味する単語です。物事に形を与えてまとめていく。そうしてまとめられた「情報」です。一方、インテリジェンスは、そこに「分析」や「知恵」が加えられたものです。

例えば、あるお店ではりんごが1個120円で並んでいるが、隣の店では100円で売られている。これは情報です。それを見比べて、実際に触ってみた結果、「120円のりんごの方が高いが、こちらの方が価値がある」という判断をするのがインテリジェンスです。「120円の方が高い。だから100円のりんごを買おう」というのは、インフォメーションの次元での判断に過ぎないということです。

ところが、多くの人の「情報収集」は、ほとんどがインフォメーションの収集になっています。

2015年。シリアで日本人がイスラム国に拘束される事件がありました。
その後この事件の周辺で多くの情報収集が行われました。しかし「同じこと繰り返さないようにするには、どうすればよいのか?」「なぜ起こってしまったのか?」というインテリジェンスにつながっていません。
その結果、シリアに行こうとする日本人ジャーナリストからパスポートを取り上げたりするなど、その程度の対策しか行われませんでした。イスラム国の組織が、どういった人物で、なにを意図して斬首という発想に至ったのか。この事件の根本は、何なのかというインテリジェンスが我々にはないのです。

同じ失敗をしないためにどうするか、なぜ起こったのかというインテリジェンス、つまり分析の蓄積は、これから非常に重要になってきます。それが幾つもの試行錯誤を経て、組織や国家政府の強さにつながっていきます。

世界では一部の権力者・メディアによる「情報操作」が、当たり前のようになされています。そして、テロや誘拐・反政府デモ・内戦が、今この瞬間も行われています。しかし、多くの人が、このような謀略や情報操作の存在を忘れています。

もしあなたが高いインテリジェンスを身につけると、日々のニュースを見方は変わり、日常生活の判断力も変わるでしょう。

JAPAN INTELLIGENCEは、あなたの日々のニュース分析を通じて、あなたのインテリジェンスを高めることをお約束します。
言論人
丸谷元人
危機管理ジャーナリスト
パプアニューギニア、ナイジェリア、中東など、主に治安が悪い地域での企業の事業展開支援・危機管理業務を数多く請け負ってきた。現在も現役で活動しており、時には自ら防弾車に乗り、銃を片手に要人の警護、大手企業駐在員の警護、イスラム過激派・民兵集団へのテロ対策、地元マフィア等への安全対策を行っている。
惠隆之介
元海上自衛隊士官 二等海尉・ジャーナリスト
米軍統治下にあった沖縄に生まれた惠氏。幼い頃から海軍に憧れ、海上自衛隊に入隊。幹部自衛官を養成する海自幹部候補生学校(旧海軍兵学校)を経て、世界一周遠洋航海を経験。その後、護衛艦隊に勤務。尖閣の危機を早くから察知し、退官後は「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表として日本を沖縄を守るための活動を精力的に行なっている。
福山隆
元陸将・ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員
世界初の化学兵器テロ、日本で最大の無差別テロである「地下鉄サリン事件」で、指揮官を任され、猛毒のサリンの潜む地下鉄構内に部下を派遣し、見事サリン封じ込めに成功した。退官後は、ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員として、国家戦略や軍事戦略、地政学や民族の歴史を通して、米国についての徹底的に研究を重ねた。
長尾賢
米ハドソン研究所・政治学 博士
学習院大学 学士、修士、博士(政治学)を修了。元幹部陸上自衛官であり、外務省でも勤務経験がある。学習院大学、青山学院大学、駒澤大学で安全保障論等の教鞭も取る。アメリカのシンクタンク・ハドソン研究所に所属しており、安倍元総理のインド太平洋構想の実現に関わった。現在は対中政策の第一人者として、ハドソン研究所から政府に政策提言をするなどして活躍している。
書籍
「陸軍中野学校」の教え?日本のインテリジェンスの復活と未来
福山隆(著)
旧日本軍に密かに設立され、その存在さえ一部の軍幹部しか知らなかった伝説の秘密戦士養成学校「陸軍中野学校」。戦後、卒業生は、「中野は語らず」の不文律を生涯守り抜き、その教えは今日まで封印されてきました。しかし当時の叡智が闇に消えてはないと、陸上自衛隊元陸将・福山隆氏がその成り立ちから卒業生たちの活躍、現代に通ずる教訓までを丁寧に調べ上げ、遂に復活。
書籍:2,178円(税込) 
新・世界謀略白書
丸谷元人(著)
2019年末から始まったコロナパンデミック。私たちの生活は激変し、多くの我慢を強いられるようになりました。しかし、これがある一部のエリートたちによる身勝手な”計画”の一部に過ぎなかったとしたら?それも、コロナ対策やワクチンの多くが、私たちの健康を守るどころか、むしろ私たちの命を危険に晒すものだったとしたら?私たちを騙し操ろうとしている“エリート”たちの思惑に踊らされないために…彼らの謀略とは…?!
電子書籍:1,980円(税込)
オンライン講座
月刊インテリジェンスレポート
丸谷元人
今、世界で起きているニュースの裏側を危機管理の専門家・丸谷元人が紐解き、毎月1日にお届け。ウクライナ戦争、新型コロナウイルス、銃乱射事件の謎に、突然起きた昆虫食ブームの黒幕…。普段見るニュース番組とは一味違う視点。エビデンスをもとに、まるで推理小説の探偵さながらに事件の裏側を読み解く。
サブスクリプション:1,980円(税込\2,178円)/月
ミリタリー・レポート
国防のトップが語る『ミリタリー・レポート』は、自衛隊の現場トップを中心とした国防・安全保障の専門家たちが、政府・自衛隊・メディアが言わない国防のリアルを忖度なく伝える情報番組です。 昨今の日本の安全保障にまつわるニュースについて、軍事・外交・災害・政治・歴史など日本の平和と安全に関わる幅広い分野から分析して解説します。
サブスクリプション:2,980円 (税込3,278円)/月
長尾 賢の「ワシントン・レポート」
「ワシントン・レポート」は、米国トップのシンクタンクであるハドソン研究所の研究員である長尾 賢 (ながお さとる) 博士が、世界を俯瞰した大局的かつ正確な分析で、日本の取るべき道を示す情報番組です。 長尾博士は、日米を含む世界各国の政府や軍部から招待を受け、世界の行く末を決めるような国際会議にスピーカーとして登壇し、政策提言をしてきました。 そんな長尾博士が、世界情勢をわかりやすく分析し、日本がこれからどうすべきなのかという指針を伝えてくれるのが「ワシントン・レポート」です。
サブスクリプション:1,980円(税込2,178円)/月