出演者
今泉晶吉
元アメリカ空軍大尉・理学博士
アメリカ空軍時代は、情報部の諜報監視偵察長(ISR)、情報戦隊に所属。衛星を使った情報収集を行い、宇宙空間のすべての領域を対象にした諜報活動を実施。現在は、民間の研究機関「情報安全保障研究所」の主任研究員として勤務。特に北朝鮮に関する研究は30年の実績を持ち、サイバーセキュリティの専門家として活躍している。
岩田清文
第34代 陸上幕僚長
防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。戦車部隊勤務などを経て、米陸軍指揮幕僚大学にて学ぶ。第71戦車連隊長、陸上幕僚監部人事部長、第7師団長、統合幕僚副長、北部方面総監などを経て2013年に第34代陸上幕僚長に就任。2016年に退官。
ロバート・D・エルドリッヂ
政治学者・元 在沖縄米軍 海兵隊 政治顧問
米リンチバーグ大学を卒業後、神戸大学 大学院で日米関係史を研究。大阪大学 大学院 准教授を経て、米太平洋軍 司令部、在日米軍 沖縄海兵隊 司令部の政治顧問を歴任。3.11の際にはトモダチ作戦の立案をした。安全保障、日米関係、対中政策に精通している。2024年で在日34年を迎える親日家で、妻子も日本に在住している。日米安全保障、対中政策の専門家として発信をして活躍をしている。
織田邦男
元空将・麗澤大学特別教授
防衛大学校を卒業後、航空自衛隊に入隊。F- 4パイロットなどを経て、米空軍大学留学、米スタンフォード大学客員研究員、航空幕僚監部防衛部長、航空支援集団司令官などを歴任。35年もの間、航空自衛隊で活躍し、空将にまで上り詰めた国防のスペシャリスト。元政治家・石原慎太郎氏に党首討論のために意見を求められた経験もあるという。
葛城奈海
ジャーナリスト・「防人と歩む会」会長
予備自衛官補一期生として訓練を受け、その後、予備自衛官(陸上自衛隊)を経験。やおよろずの森代表。「防人と歩む会」会長。予備役ブルーリボンの会・広報会長として北朝鮮による日本人拉致問題にも積極的に取り組む。著書『戦うことは「悪」ですか』では第4回アパ日本再興大賞を受賞。自衛隊や靖国神社などでの講演を多数行っており、防衛省のオピニオンリーダーとして活動している。
勝股秀通
日本大学 危機管理学部 教授
専門は防衛・安全保障と危機管理。青山学院大学経営学部経営学科を経て、読売新聞入社。東京地検でリクルート事件を取材。1993年から防衛省を担当、1999年には民間人として初めて、防衛大学校総合安全保障研究科を修了。長く読売新聞にて編集委員を務め、2015年より日本大学総合科学研究所教授。2016年4月より現職 同大学危機管理学部教授。
近藤力也
元 陸上自衛隊 一等陸佐
防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。1995年地下鉄サリン事件の発生時には事態収拾にあたる。さらに、イラク戦争勃発時のゴラン高原派遣、スマトラ巨大地震発生時の国際緊急援助隊、2011年の東日本大震災では原子力災害対応にあたるなど、近年の陸上自衛隊の直面した大事件を最前線で活躍し続けてきた。その後、陸上自衛隊最強のアグレッサー部隊 部隊訓練評価隊(FTC)の隊長を務めたのち、退官。現職では、予備自衛官(一佐)に籍を置く側、タカラベルモント(株)にて担当部長、(公財)真田山陸軍墓地維持会 評議員を務める。
里見脩
社会情報学博士・元 時事通信社記者
記者時代はエリザベス女王、ダイアナ王妃、カダフィ大佐、キッシンジャー、ネルソン・マンデラなど、世界的著名人たちに単独インタビューを実施。その後は、四天王寺大学教授、大妻女子大学教授を経て、現在は大妻女子大学生活文化研究所 特別研究員としてアカデミックと現場経験の両面から"情報戦"を語ることのできるスペシャリストとして活躍。
清水剛
元陸上自衛隊2佐・元防衛大学教官
自衛隊随一の武闘家。柔道3段、日本拳法3段、銃剣道7段、短剣道7段、徒手格闘上級指導官、銃剣格闘上級指導官を保有。モスクワオリンピック柔道中量級候補選手。銃剣道では全日本選手権大会5度優勝。防衛大学の教官も務め、防衛学・リーダーシップ・戦争史から学ぶ戦略など幅広く指導。地下鉄サリン事件では作戦参謀として現場対応を経験。
竜口英幸
米中外交史研究家・ジャーナリスト
西日本新聞社で人事部次長、国際部次長、台北特派員、熊本総局長などを歴任。歴史や文化に技術史の視点からアプローチ。「ジャーナリストは通訳」をモットーに「技術史と国際標準」、「企業発展戦略としての人権」、、「日蘭台交流400年の歴史に学ぶ」、「中国人民解放軍の実力を探る」などの演題で講演・執筆活動を続けている。
田母神俊雄
第29代航空幕僚長・元統合幕僚学校長・軍事評論家
防衛大学卒業後、航空自衛隊に入隊。第6航空団司令、統合幕僚学校長、航空総隊司令官を経て第29代航空幕僚長に就任。就任後、民間の懸賞論文へ応募した作品が日本の過去の行為は侵略ではなかったとする内容で、政府見解と対立するものであったことが問題視され更迭。現在は軍事評論家として全国各地で講演・執筆を行なっている。
冨澤暉
第24代陸上幕僚長
防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。米陸軍機甲学校に留学。第1師団長、陸上幕僚副長、北部方面総監を経て、陸上自衛隊制服組トップの陸上幕僚長を最後に1995年退官。退官後は東洋学園大学理事兼客員教授として、安全保障、危機管理等を担当。現在は同大学理事兼名誉教授。日本防衛学会顧問として活動している。父は第4回芥川賞受賞作家の冨澤有爲男氏、妻は大戦中にF機関で活動した藤原岩市陸軍中佐(元陸将でもある)の娘。
中谷真一
自由民主党衆議院議員・経済産業副大臣
防衛大学校を卒業後、自衛隊に入隊。陸上自衛隊の中でも最精鋭と言われる第一空挺団で勤務。退官後は、同じく元自衛隊である自由民主党の参議院議員・佐藤正久氏のもとで秘書として活動。その後は、地元である山梨から立候補し、現在は自由民主党所属の衆議院議員(4期)、経済産業副大臣として活動している。
長尾賢
米ハドソン研究所・政治学 博士
学習院大学 学士、修士、博士(政治学)を修了。元幹部陸上自衛官であり、外務省でも勤務経験がある。学習院大学、青山学院大学、駒澤大学で安全保障論等の教鞭も取る。アメリカのシンクタンク・ハドソン研究所に所属しており、安倍元総理のインド太平洋構想の実現に関わった。現在は対中政策の第一人者として、ハドソン研究所から政府に政策提言をするなどして活躍している。
火箱芳文
第32代 陸上幕僚長
防衛大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。1空挺団長、10師団長、中部方面総監を経て2009年、第32代陸上幕僚長に就任。2011年の東日本大震災にあたり陸上自衛隊の災害派遣を指揮。同年に退官。令和3年に瑞宝重光章受章。現在は、三菱重工業顧問、国家基本問題研究所理事、全日本柔道連盟特別顧問、偕行社常務理事などを務める。
濱口和久
拓殖大学 特任教授
防衛大学校を卒業後、日本大学大学院総合社会情報研究科修士課程修了(国際情報修士)。防衛庁陸上自衛隊、元首相秘書、日本政策研究センター研究員、栃木市首席政策監(防災・危機管理担当兼務)などを経て、現職 拓殖大学大学院地方政治行政研究科特任教授・防災教育研究センター長。国防・感染症・災害・危機管理を専門とし、一般財団法人防災教育推進協会常務理事・事務局長、ニューレジリエンスフォーラム事務局長、共同PR総合研究所客員研究員、政策研究フォーラム理事、近江八幡市 安土城復元推進協議会副会長など数多く場面で活躍している。
福山隆
元陸将・元ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員
世界初の化学兵器テロ、日本で最大の無差別テロである「地下鉄サリン事件」で、指揮官を任され、猛毒のサリンの潜む地下鉄構内に部下を派遣し、見事サリン封じ込めに成功した。退官後は、ハーバード大学アジアセンター上級客員研究員として、国家戦略や軍事戦略、地政学や民族の歴史を通して、米国についての徹底的に研究を重ねた。
古庄幸一
第26代海上幕僚長
防衛大学校を卒業後、海上自衛隊に入隊。海将、護衛艦隊司令官を経て、第26代海上幕僚長に就任。世界中の7つの海を船で渡り歩き、海上自衛隊制服組トップの海上幕僚長として日本の海の国防を一身に背負ってきた。退官後、瑞宝重光章を受賞。現在は、株式会社NTTデータ特別参与として活躍している。
丸谷元人
危機管理ジャーナリスト
パプアニューギニア、ナイジェリア、中東など、主に治安が悪い地域での企業の事業展開支援・危機管理業務を数多く請け負ってきた。現在も現役で活動しており、時には自ら防弾車に乗り、銃を片手に要人の警護、大手企業駐在員の警護、イスラム過激派・民兵集団へのテロ対策、地元マフィア等への安全対策を行っている。
惠隆之介
元海上自衛隊士官 二等海尉・ジャーナリスト
米軍統治下にあった沖縄に生まれた惠氏。幼い頃から海軍に憧れ、海上自衛隊に入隊。幹部自衛官を養成する海自幹部候補生学校(旧海軍兵学校)を経て、世界一周遠洋航海を経験。その後、護衛艦隊に勤務。尖閣の危機を早くから察知し、退官後は「沖縄・尖閣を守る実行委員会」代表として日本を沖縄を守るための活動を精力的に行なっている。
矢野一樹
元潜水艦隊司令官・元海将
防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊。潜水艦指揮課程、米国・国防大学修士課程留学などを経て、潜水艦あきしお副長兼航海長、潜水艦ふゆしお艦長、潜水艦隊幕僚長、海幕装備部長、潜水艦隊司令官などを歴任。元海将。退官後は、三菱重工顧問を経て、現在、日本安全保障戦略研究所上席研究員、防人と歩む会理事長として活動している。